« 「天平」の終焉・・・ | トップページ | 世界一大きな花!! »

GPUコンピューティング・フォーラム

先週金曜日は、朝から表題のフォーラムに参加したので
ブログは休みました。

このフォーラムに参加するキッカケになったのは、インドへの
ソフト開発のオフショアを業とする日本ネスト社長の尾木さん
から、「本フォーラムに当社も展示します」 というメールを
頂いたからです。

しかし・・・「GPUコンピューティングねえ?・・・」

「初めて聞く名前だなあ~」 と呟きながら、その話とネスト社
の関わりが、今一つピンと来ませんでした。

少なくとも、そのフォーラムが私みたいに概念の世界で生きる
者とは、かなりかけ離れた、専門家向け有ることだけは、
容易に想像がついたのです。

そこで、かつて日本発のOSで有名なTRONトロン)の開発
に携わったことが有る、アイフレック野上社長に連絡し、
彼に参加を要請してみました。

すると 「さん、申し込みを済ませました」 と実に良い反応。
「では、9時50分に会場前で」 と待ち合わせを約す。

会場は、六本木のラフォーレ・ミュージアムのB1。

南北線の六本木一丁目駅が最寄駅なので、三ノ輪から二駅
乗り換えの形の、全て地下鉄にしました。

ほとんど降りたことがない駅なので、得意の方向オンチで
迷うことも想定して置かないと、と早めに出たのは、やっぱり
大正解。

地上に出た私が地図を見ながら目指そうした方向は、
見事に正反対でした。いやはや・・・

「ん?なんか変・・・」 と早く気が付いたのは、長年の方向
オンチ病に裏付けられた、妙な自信だったのです。

この暑い中、無駄な動きは決してしたく有りません。
20mほど行きかけた時、地下から女性が出てきました。

「すみません。ここに行きたいんですが、合ってますか?」
「ええとお~まるで反対側。そこを突っ切れば良いかも」
「やっぱりそうでしたか。良かったあ~ありがとう ^ ^」

セカンドライフじゃないですが、「分からなかったら、すぐに
誰かに聞く」 が一番なんですねえ~ happy01

野上さんは、すでに会場が有るビルの中に来ていました。
会場に入り、早速、日本ネスト社の展示ブースを探す。

日本IBM、富士通、NEC、日立、HP、デル、日本SGI、クレイ

マイクロソフトと、代表的なIT企業の展示ブースがずらり。

「あれえ~おかしいなあ・・・」 日本ネストは見当たりません。
「???」 の頭で、展示会場と続いているセミナー会場
入ってみる。

「おお~有った有った!
ここだったのかあ~」
「おはようございます」
「やあおはよう、尾木社長は?」

「色々忙しくて、今日は来れないかもしれまん」
「そうですか。それは残念・・・」

如何にも頭の良さそうな、説明担当のインド人技術者が二人。
日本語は? と、少し話し掛けると、これが実にペラペラ。
マニシュ・コラデ君という男ですが、大したものです。

さて、いよいよ開始の10時。

米国NVIDIA社の日本担当Vice President(副会長) の
スティーブ氏の開会挨拶でスタートしました。

とにかく初めて出会う横文字の多さ。
何の頭文字を取ったものか、それに忙しかったですねえ。

NVIDIAという社名自体 「ん?なんて読むの?」
それは始まってすぐ分かりました。「エヌ・ビディア」 です。

そもそも今回のフォーラムの主催者が、そのNVIDIA社で
あることは、分かりましたが、どうして錚々たるIT企業が
がん首を揃えて参加したのか、それが私には???でした。

その答えは、次に話した同社のFellow ダビッド氏と
その後の、東工大松岡教授青木教授の話で、かなり
氷解したのです。

201007161153000
ダビッド氏の基調講演のひとコマ。

GPUとは 「グラフィックス・プロセシング・ユニット」 の略称で

通常のCPUの弱点である画像的な処理を、むしろ得意とする
形にした処理装置ということなのです。

つまりNVIDIA社は、そのGPUの高速化に17年の歳月を
掛けて取り組んで来ていて、今や世界の第一人者にのし
上がったというわけ。

通常のCPUGPUを組み合わせて使う形を、ハイブリッド
コンピューティング
と呼びますが、こうすると、スパコン並み
性能が出るというから、ものすごい。

何と4テラフロップス(一秒間に4兆回の浮動小数点演算を
行なう) というんですからねえ~

野上さんが 「並列処理と何が違うの?」 と不思議がって
いましたが、尤もな見解でした。

が、明らかに違うのは、直列処理と並列処理すべき物を
自動的に仕分けし、うまく配置してくれるらしいのです。

そうなると、CPUを何個も並べた物を一個にすることが出来
消費電力が1/20になるのだとか。
しかも設置面積も大きく減るので、コストが1/10になると。

「なるほどなあ~・・・」 と思わず嘆息してしまいました。

リンデンラボ社も、これを採用してセカンドライフの世界を
一気に高速化 (大容量化) してくれると良いのに・・・
でしたねえ~

が、東工大青木教授の話を聞いて、「そうかあ・・・」

つまりGPUの性能を見事に出すためには、その周辺の
通信速度IO (入出力) 機器も、それに相応しい速さに
しないと、ダメだということなんですよ。

実に 「納得ぅ~・・・」

主催側は、参加者を450人程度と予想していたのに
実際には600人を越えたとのこと。

201007161152000

確かにぎっしり詰まっていました。

ひどく頭を使ったフォーラムでしたが、先端技術を垣間見る
ことが出来て、いたく満足。

とにかく 「技術は絶え間なく進んでいる」 でした。

2010.7.20 記

---------------------------------------------

















「CUDAとは何か?」 を知っていれば、理解はものすごく
速かっただろうと思いましたねえ~

|

« 「天平」の終焉・・・ | トップページ | 世界一大きな花!! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/436040/35818480

この記事へのトラックバック一覧です: GPUコンピューティング・フォーラム:

« 「天平」の終焉・・・ | トップページ | 世界一大きな花!! »